EXTERIOR
沼邸 外構
2012.05
京都府内にある既存の戸建て住宅の外構を設計した案件。
施主が夫婦共に非常に多忙であり、もともとあった小さな庭が手付かずの状態で放置されていたことを踏まえて、手入れや清掃を頻繁に行わなくても美観を保てることが条件となった。オープンな駐車スペースを道路側に、数名で食事ができるデッキと小さなテラスを建物側にレイアウトしているが、防犯の観点から、シンプルな白い壁を立て、道路側から作り込んだ印象を与えないような作りとした。両袖の境界壁は、あえてグレー系で景色に馴染ませる色にし、白い壁が立体的に見えるようなデザインにしている。
中央のトネリコの木は、シンプルで白系の色で統一した空間に彩りと生命力を吹き込む役割を果たし、これはのちに設計した眼科の中庭にも採用された。