婦人アパレルショップの新規設計案件。

この案件では、施主からの具体的な要望が一切なく、とにかく自由な提案がほしいという事で、大胆なレイアウト作りに挑戦をした。五角形の区画に楕円形のプランを落とし込むというアイデアは、以前ローマで見た教会がモチーフとなっており、数年間温めていたアイデアがここで形となった。

実際にできた店舗では、中央のステージや左奥のサロンスペースなど若干変更がなされたが、円形劇場のような空間でストーリー性のある商品展開ができるという考え方はそのまま採用され、デザインと機能、クラシックとモダンなど、いろいろな要素がうまく融合したショップになったと思う。