3階建てオフィスビルの1階にあるショールーム部分の改装案件。
「モデルルーム＋サンプル品陳列という従来のスタイルを一新し、情報発信型のショールームにしたい」という要望を受け、南側の一番日当たりのよいエリアに並んでいたミーティングルームを撤去し、広いラウンジスペースを設けるプランを考えた。
200㎡近い四角いスペース内に、環状の導線とその周りに大型LEDビジョン・植栽・ライブラリ家具を落とし込んで円形シアターのような空間を作り、ラウンジの中央には、家を建てたい人と作る人の思いが実る場所になってほしいという思いを込めて、ぶどうの樹木をモチーフにしたシンボルオブジェを設けた。
また、外壁の一部を大きく開口したことで、外からの見通しが大きく改善しただけでなく、内から外に発信していくという姿勢を表現できたのではないかと思う。